ヒュース・テンの技術

コンピュータの作動チェック

コンピュータが正しく作動しているかキャリブレータ(熱電対温度校正器)ですべての温度域をチェックします。頭脳部分に問題があれば焼成どころか安全性にも影響しますので、コンピュータのチェックは重要です。

熱電対のテスト

アメリカでシース型熱電対の不具合が確認された時、ヒュ-ス・テンでは国内外の13種類、30本に及ぶ熱電対を1300℃まで繰り返し焼成、延べ10,000回に及ぶテストをしました。昔使われていて今回シース型の不具合によって復活した8ゲージの熱電対ももちろん含まれています。

8ゲージは価格も安く比較的信頼性の高い熱電対です。しかし、ここ10年間、アメリカの窯にはすべてシース型熱電対が使われてきました。Amaco社とそのOEM製造先Skutt社で新たに採用した熱電対が高温焼成で温度を低く関知するという重大な欠陥が明らかになったことで、アメリカでは高温焼成には昔の8ゲージタイプを使用することにしました。しかし交換用に8ゲージタイプを使うには窯の本体の穴を太く開け直さないとなりません。

ヒュ-ス・テンがテストの結果最終的に採用を決定し日本で加工している現シース型熱電対は、この10年世界で最も信頼できるとしてAmaco社、およびSkutt社で使われていたKタイプ熱電対そのものです。アメリカのメーカーは倒産しましたが、ヒュ-ス・テンでは約20年分の熱電対を確保しています。この他ヒュース・テンはエクセルキルンの日本仕様について、メーカー側に常に改善の提言をしています。

上はヒュース・テンのシース型、下は8ケージ型

PSEの提言

日本でPSEマークの問題が騒がれるかなり以前にヒュ-ス・テンの技術部はPSEマークについて調査検討を行い、アメリカのAmaco社とそのOEM製造先Skutt社にPSE関連の情報を送り対策を依頼しました。ヒュ-ス・テンから送られた情報と指示をもとにアメリカ側が検査機関と協議のうえ現在のPSE対策がとられることになりました。

窯の配送設置

大型カーキルンの配送設置接続工事

古い窯の修理

持ち込まれた古い窯の修理。窯のメーカーを問わず原因を突き止めて直す事ができます。またリレーやその他の部品、コンピュータの改良開発研究を行っています。 世界で最も普及しているアメリカ製電気窯は、エクセルキルンを含めて合理的な使い勝手とオートンコーン方式の信頼性、経済性とを兼ね備えています。それに独自の技術を加えたヒュ-ス・テンのサービスはユーザーの皆様から高い信頼を得ています。

写真1:古い窯 写真2:修理
写真3:還元テスト 写真4:酸素メータ修理
写真5:リレー故障の原因をさぐる

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