マルチレベル電動ろくろ

腰を痛めないよう、立ったままの姿勢で作陶する方が増えています。

車椅子でも作陶できます。リハビリテーションとセラピーの専門家によって開発された類を見ないユニークな電動ろくろです。

マルチレベル電動ろくろはU.S.A.のAMACO社の製品です。

動力源、動力伝達系と制御系

●ブレント電動ろくろとほぼ同様の構成、
直流モータ、電動的スピードコントロール、生逆回転、ポリVベルト正逆回転
●天板はアルミ製で、回転速度は0~200RPM
●出力は1/3 馬力。(12~13Kgの粘土が楽に作陶可能)
●回転速度調整ペダルは手の位置にも足の位置にもセットすることができます。

フレーム構成

●基本的フレーム構成は鉄製溶接構造
●テーブルは鉄板をポリエチレンでカバーしたタイプ。
●ポリエチレン製のスプラッシュパンは簡単に取り外せ掃除も楽です。

リハビリテーション用としての主な特徴

●高さ調整ハンドルによってろくろの天板の高さを45から85cmまで調節可能。
●4個の回転キャスターとそれぞれにストッパーが付いていて移動と固定が確実。
●必要な位置まで移動したら4本の足のネジを下げてキャスターを床から離し、作業中の安定性を確保します。それぞれのネジは高さの微調整が可能です。
●安全性を確実にするためオン・オフスイッチはゴムでカバーされています。またテーブルの下の回転部分はすべてポリエチレンカバーでシールされています。
●天板両脇の小さな二つのテーブルは、中心出しの際はアームレストにも道具置場所にも、また立って作業をする場合には腰休めにもなります。

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ヒュース・テンは小さな工房兼陶芸機材輸入業 hus-10 Potteryとして、間借りしているビルの名前をそのまま借りて1992年にスタートいたしました。世界の優秀な機材をご紹介するとともに、陶芸に関する日本と世界の情報の場にしたいと考えます。